2018年3月23日(金) 14時~14時45分
東京多摩病院
中村 昌弘(シテ方)、栗林 祐輔(笛方)、鳥山 直也(小鼓方)
車椅子の40人ほどのお年寄りたちはそれぞれが髪に黄色や赤の花の髪飾りをつけ、ハレの日を演出してくださいました。ストレッチャーに寝ている方もいらっしゃいました。当初は表情が少なかったのですが、能管の音で覚醒し生き生きと反応し始めました。高砂を鑑賞した後、皆で大きな声で謡の高砂や能管の唱歌を唱和し、小鼓を構え、掛け声をかけて打つ体験をしました。能は殆どの方にとって初めての体験で、感激して涙を流す方もいらっしゃいました。